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issuesで住民の声をすくい上げ実現。公立保育園でのおむつサブスクの実証実験│さいたま市議会議員 照喜納弘志さん

作成者: issues運営事務局|2024/03/22 2:36:21

「issuesを使うとどんな地域のお困りごとが解決できるの?」

さいたま市議会議員の照喜納弘志(てるきな ひろし)さんは、issuesを通じて、「公立保育園でおむつサブスクを取り入れて欲しい」という住民の声をすくい上げ、実証実験まで実現させました。

今回は照喜納さんに、どうやって住民のお困りごとを知り、実証実験まで実現させたのか、お話を伺いました。

最後までお読みいただくと、政策づくりにissuesがどのように活用できるかイメージがしやすくなりますよ。

照喜納弘志さん プロフィール

 

     照喜納弘志さん
 さいたま市議会議員 2期目
 1971年生まれ
 公明党
 選挙区:さいたま市中央区
 ●公式サイト
 ●X
 ●Facebook

 

「地域のために貢献したい」熱い想いから市議会議員へ

―議員を志した理由をお教えください。

さいたま市に住んで26年です。私には娘がいまして、地域の子ども会や、自治会の運営に関わったこともあります。

地域での活動を通して、「地元のお役に立ちたい」という思いが強くなり、市議会議員になろうと決意しました。

 

取り組んでいる政策の一例が「交通」と「ストリートピアノの設置」

ーおむつサブスク以外にも、現在取り組んでいる政策があると伺いました。
「交通」と言っても、さいたま市というと交通の便が良いイメージがありますが。

さいたま市は電車の便が非常にいいです。でも、車が必要な場所もあります。

「免許を返納したら、移動手段がなくなって外に出られない」
「バスの運転手も高齢化で人員不足。路線バスが減便して困っている」

そんな住民の意見から今取り組んでいるのが、AIデマンド交通です。

AIデマンド交通とは、エリア内で乗るポイントと降りるポイントを決めておいて、ポイント間を乗り合いの車で移動するというもの。最適ルートはAIが決めてくれます。

コミュニティバスのようですが、コストは安く済みます。

現在は、さいたま市の岩槻と浦和美園で実証実験を行っています。2024年度には範囲を拡大して、実証実験を行っていく予定です。

 

―ストリートピアノの設置にも力を入れていらっしゃるんですよね。

今、議会でも取り上げています。

文化の側面、観光の側面から見ても、さいたま市にストリートピアノを設置することはメリットが大きいと考えたからです。

この政策を出してから、私もピアノを練習しているんです。

 

スタッフの紹介でissuesを知る

ーissuesはどのように知ったのですか?


選挙事務所のスタッフから、issuesのサービスを紹介されたことがきっかけです。

議員仲間も活用していることを知り、isseusのサイトをのぞいてみることに。

普段アクセスできない住民の声も聞けそうだと思い、使うことにしました。

 

【政策実現】issuesを通して知ったお困りごと~保育園でのおむつサブスク実証実験

ー「保育園へのおむつ持参が負担」という声は、照喜納さんはどのように知ったのですか?

最初に知ったのは2023年4月、issuesのサイトからです。

ちょうど同じ時期にissuesを通して、選挙区(さいたま市中央区)の住民から「公立保育園におむつサブスクを取り入れて欲しい」という意見を4件ほどいただきました。

おむつサブスクは非常に良い政策だと思いました。

 

ー住民4名の意見から生まれた政策なのですね!(※さいたま市中央区の有権者数は約85,000人)


保育園におむつを持参するのは、保護者にとって大きな負担ですよね。おむつに名前を書いて、お尻ふきをもって、毎日その手間がとても大きい。

議員仲間にも「何とかしよう」と共有し、2023年6月の議会で質疑しました。しかし「すぐに導入します」という答弁には至りませんでした。

ーおむつサブスクの実証実験は2023年11月に始まりましたね。

夏頃、さいたま市での実証実験が決まり、2023年11月〜12月に公立保育園4園で実証実験を行いました。

 

ー実際に保育園にも見に行かれて、現場の意見はいかがでしたか?

私が行った保育園では対象園児の97%がおむつサブスクを利用していました。使わなかった子どもは、肌が敏感でサブスクのおむつが合わなかったそうです。

保育士さんからも好評でした。子どもたちが持参するおむつが足りているか、名前が書かれているかといった確認作業が減りました、という声をいただきました。



ー保護者からも好評だったようですね。

「毎朝のおむつに名前を書く必要がなくなって、負担が軽くなった」、「保育園用におむつを買わなくて良いから、購入頻度が減って助かる」、「本格導入したら活用したい」といった声をいただきました。

手応えもあり、令和6年度中に導入できるように関わっていきたいと思います。

一方で課題もあります。今回は実証実験のため「無料」でおむつサブスクを利用できました。

導入後は「有償」になるので、どのくらいの方にご利用いただけるか未知数な部分もあります。



―issuesを通した住民とのやり取りはいかがでしたか?

issuesを通じて意見を送ってくださった住民の方には、メールで返信しています。

ある住民の方から、「毎朝の支度や荷物が軽減できると助かるので、ぜひ実現させてください」と返信がありとても嬉しかったです。

住民の方から返信をいただけると、この政策をしっかり進めようという原動力にもなります。

 

―issuesを知っていたからできた実証実験

issuesで住民のニーズを知っていたからこそ、委員会で質疑につながりました。

さいたま市でもサブスクの存在は認識していたので、委員会の後押しが、実証実験に繋がったと思っています。

 

これからも住民の声を大切にした政策実現を


私は普段から足を運んで、住民の意見をきくように心がけてきました。

年4回発行している議会報「てるきな通信」を配布するときや、支持者の方とお会いするときなどは、若いの方ともお話の機会を持つようにしています。

今回のおむつサブスクの事例のように、issuesを活用すると、足だけでは得られない住民の要望も知ることができますね。

これからも1人ひとりの意見にしっかりと耳を傾け、政策実現に向けて頑張っていきたいと思います。


issuesは【専用トピックプラン】で政策づくりをサポートいたします


照喜納さんから、issuesを活用して公立保育園でおむつサブスクの実証実験ができた事例をご紹介いただきました。

今回、政策づくりに活用してくださった【専用トピックプラン】は、issuesでサポートさせていただいているメニューの一つです。

専用トピックプランをご活用いただくと、会場に足を運ぶだけでは出会えない住民から、お困りごとを直接聞くことができます。


現在の議員活動のお悩みにどのように活用できるか、無料でご相談いただけます。ぜひお気軽にお問合せください。


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