防災についてのリサーチを続けていると、自衛隊のユニークなポスター画像をたくさん発見しました。
ネット上で、何かと話題に上がっているアニメやエンタメを絡めた自衛隊の広告。お堅いイメージが強い自衛隊がなぜこのような広告を作成しているのか、改めて調査してみました!
自衛隊は若者へのアピールをしたい!
1990年代初頭から自衛隊への応募者数は急激に減少し、その後はほぼ3万人前後で推移しています。採用者数は1992年以降は1万人弱前後で推移していますが、バブル崩壊による民間雇用情勢の悪化に伴う除隊数の減少と、予算上の都合による採用者数の減少が要因と考えられます。
2009年度は採用者数が2,000人程度となり、応募者数が2万人程度と過去最低となりました。しかし、倍率は9倍と高くなっています。これはリーマンショックによる雇用情勢の悪化に伴う採用枠の激減が原因と考えられます。
2012年から始まった第二次安倍政権下では、曹も士も共に、応募者数が年々減少傾向にあります。
【参考資料】
https://tyeko2.hatenablog.com/entry/2017/02/24/00000
「若者を集める=エンタメ」の成果は??
頭を悩ませた結果、エンタと融合した広告を多数制作することになったようです。
アニメやドラマと絡めてイメージ変換を図ったようで、一時的に大きな注目を集めるようになります。新聞メディアにも取り上げられていました。
当時の流行になっていたアニメが自衛隊のポスターになったのは、さまざまなメディアに取り上げられ話題になったのはわたしの記憶にも残っています。アクセスは一時的に増加するようになりましたが、応募者が増えるところまでには至らなかったようです。
【参考資料】
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0200A_S3A700C1000000/
https://toyokeizai.net/articles/-/238533?page=4
今後どのように自衛隊の広告を打てばいいのか
ネット上でさまざまな見解を調べてみました。
さまざまな記事を参考してみましたところのまとめとしては以下のとおりです。
ただ知られればいいというわけではなく、若者がアクションを起こしたくなるようなイメージ戦略は個人的にすごく納得がいきました。認知がある=行動したくなるは別物なんだなと感じました。
また、災害時の活動はよくピックアップされていますが、それ以外はどんな活動をしているのかと疑問に思っている住民も多くいると思います。防災費が世論の注目を浴びる中、自衛隊がどういう貢献をしているのかを伝えられるのかが鍵となっていきそうですね。
【参考資料】
https://mamor-web.jp/_ct/17465791