issues|イシューズ ブログ

若者に政治参加を!マニフェスト大賞から事例を紹介します

作成者: 佐々木健|2023/12/20 1:06:12

こんにちは!issuesの佐々木です。
今年のマニフェスト大賞が先月決まりましたね。
それに準じて、今回は過去の受賞も含めて子育てに関係しそうな事例をまとめてみました。

マニフェスト大賞とは?

地方自治体の議会や首長、市民などによる地域の民主主義向上に優れた取り組みを募集し、表彰しています。いい取り組みになかなかスポットライトが当たりにくいので、非常に良い事だと感じています。

詳しくはこちらから
http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward/

こども選挙実行委員会(神奈川県茅ヶ崎市)

今年のマニフェスト大賞のなかでも最優秀賞のうちのひとつに選ばれております。実際の選挙と同時開催の模擬選挙を通じて、こどもたちに学びと地域参加の意義を提供することで民主主義を肌で学ぶ取り組みを行っているようです。
実際にアメリカやスウェーデンでも先行して行われているようですね。

詳しくはこちらから
https://kodomo-senkyo.com/

こどもが自ら出馬する政治家の元へ足を運び、取材を行い、こども目線で判断し模擬選挙を行う。

幼い頃から政治参加を行うことで、良い経験ができそうですね!


発起人である池田さんは受賞した際のコメントをFacebookにて次のように述べています。

こども選挙 は大人がすべて企画して運営するのではなく、子どもたちが自ら学び、考え、行動し、子どもたちが主体となった活動だったからこそ実りあるものになりましたし、実行委員の私たちも子どもたちから多くのことを教えていただきました。だからこそ、昨日は登壇も受賞コメントも子どもたちにお任せできて、本当によかった!登壇したふたりの堂々たる受賞コメントには涙が止まりませんでしたし、みんなが壇上に上がって最高の笑顔を見せてくれて、心から感動しました。会場では、他の受賞者の方から「あなたたちは日本の希望よ」「こども選挙のファンです」なんて声をかけてもらって、こどもたちも嬉しかったはず。数々の受賞を機に、この活動が全国に広がり、こども選挙が大切にしてきた「子どもの力を信じる」ということ、そして有権者ではないけれど主権者である子どもたちの声が尊重されることが当たり前の社会へと近づいていきますように。私たちも引き続き、行動し続けます。

日本の投票率アップに貢献していただければとても嬉しく思います。

 

「アニメ動画を用いた小学生段階からの主権者教育の実践とその効果検証」

弘前大学教育学部准教授:蒔田純

http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward/docs/2023073100024/


「ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」と題して、自分の思いで1票を投じることでどういったことがおこるのか。こどもにもわかりやすく伝えしているところが評価されて受賞したようです。
2021年には当時のアニメ動画が絵本として出版されています。

蒔田教授がこれらを制作するきっかけになったのは、インターンにきていた大学生だったようです。
インタビュー記事がありました。

― 当時の出来事で印象に残っていることはありますか?
衆院議員の政策担当秘書をしていたときのこと。議員事務所にインターンに来ていた大学生が、「ここで働いていることは、大学の友達には話していない」と言うんですね。理由を尋ねると、「政治に関心があるとか、議員事務所で働いていることが知られると、こいつ、ちょっとヤバいやつなんじゃないかと思われて敬遠される」と。それを聞いて、すごくショックでした。

若者の政治離れ・偏見は危機感を覚えますよね・・・。
蒔田さんの取り組みが政治関心を取り戻すきっかけになればいいなと感じております。

参考URL
https://www.hiromaga.com/20230616-12914/
http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward/docs/2023073100024/

 

「群馬県と共同で「始動人」育成のため、お笑い芸人の先生が主権者教育の授業を全高校で実施 県内の18歳投票率は8%以上アップ」

株式会社 笑下村塾

お笑い芸人を率いて行われている政治ショーで学生がおもしろおかしく政治について学べる取り組みをおこなっています。
授業科目一覧と書かれた項目を見ると・・・

◯笑える!政治教育ショー
◯笑って学ぶSDGs
◯自分の夢の見つけ方 etc...

なかなか目を惹くものが並んでおります。

2016年から18歳選挙権が認められましたが10代の投票率が参議院選挙では30%台に止まってます。これらの問題を解決し、社会問題を笑いを取り入れながら自分ごとになるように取り組んでいるようです。

参考URL
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/

 

若者の政治離れを危惧して、さまざまな取り組みが今でも数多く展開されています。
我々issuesも、そのひとつを担えるように今後も励んでいきたいと思います!