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習志野市の「自主防災組織」について

こんにちは!issues(イシューズ)の高橋です。

私は地域の自治会に所属していますが回覧板が回ってきたり、ゴミ拾いの日に参加するくらいでとても自治会に参加している!とは言いづらいのが現状です。仮に今、災害に遭ったら自分の家族は勿論ですが周辺はお年寄りが多く地域の人たちとの連携が必要だと実感しているところです。

同じような市でも習志野市では自主防災組織と呼ばれるものがあると知ったので調べていきたいと思います。

習志野市とは

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習志野市は千葉県の北西部に位置する市で、東京から約30メートル圏内にあり東京湾に面しています。人口は約17.6万人、千葉県内第9位の人口規模です。

習志野市は古くは軍都として発展してきた市で、明治時代には陸軍の騎兵連隊や鉄道連隊が置かれ、昭和時代には海軍の基地が建設されました。しかし戦後は軍用地の跡地が住宅や商業地として開発され、文教住宅都市へと生まれ変わりました。

海浜公園や津田沼中央公園、習志野文化ホールなどがあり、東京へのアクセスが良好で利便性の高い都市ということもありファミリー層にも人気です。

自主防災組織とは

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「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識や連帯感に基づき、災害による被害を予防・軽減するための活動を行うことを目的とし地域住民が自主的に結成する組織。

習志野市では200以上の自主防災組織が結成されており、各組織で防災訓練や防災研修など様々な取り組みが行われているようです。

200以上もあるなんて非常に驚きです!参考までにいくつかをピックアップしてみました。

秋津地域の自主防災について

  • 防災被災訓練をかねたワンデーキャンプ
  • 防災井戸掘り
  • 秋津探検ウォークラリー

https://www.isad.or.jp/pdf/information_provision/information_provision/no73/27p.pdf

本大久保ホームタウン自治会自主防災会

  • 簡易無線機・ITの活用
  • 防災IT講習会(年1回)
  • 防災訓練(年1回)
  • 専任防災委員を設置
  • 全戸に「安否確認プレート」を配布

https://chiiki-bosai.jp/fbox.php?eid=13769

津田沼ハイライズ自主防災会

  • 訓練を通して顔と名前を認識してもらう
  • 炊き出し訓練
  • 防災機材などの組み立て訓練

https://www.n-bouka.or.jp/local/pdf/2019_08_30.pdf

特に本大久保ホームタウン自治会自主防災会はIT技術を活用した実践的自主防災活動が認められ平成26年の「第18回防災まちづくり大賞」で千葉県内初となる総務大臣賞を受賞したようですよ!同じ年に千葉県地域防災力向上知事表彰、防災功労者内閣総理大臣表彰も受賞しているようなので一見の価値ありですね。

自主防災組織の必要性

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習志野市の自主防災組織はその多くが阪神・淡路大震災の教訓を経て結成されています。阪神・淡路大震災では多くの人が家屋の倒壊に巻き込まれましたがその内、約77%が地域住民によって救出され、約8割の人が助かったという報告があるようです。

救助にかかる時間が生存率に直結すると言われている中で、災害時には隣近所の助け合いが重要になってきます。自主防衛組織を結成し、日頃から地域の助け合いの輪を広げることが必要だと言えるでしょう。

主な活動

  • 防災知識の習得

防災映画やビデオの上映会、県防災背エンターの見学、防災パンフれとなどにより防災知識の習得

  • 防災訓練の実施・参加

初期消火、救出・救護、避難誘導、給食・給水などの活動について市や消防の指導を受けながら訓練を実施。ゲームやバーベキュー形式での炊き出しを実施するなど楽しみながら参加できる工夫も

  • 救命講習の受講

消防が実施する救命講習に参加し応急手当の技術の習得を促す

  • 地域内の防災体制の確認・強化

古くなったブロック塀や看板など、災害時に被害の発生・拡大につながるような危険な場所の確認、避難に支援を必要とする人の把握、非常用食料や飲料水の備蓄、地域での避難場所の取り決めなど

習志野市では設立時および毎年の活動にあたっての助成金も交付されているようです。

https://www.city.narashino.lg.jp/material/files/group/23/jishubou.pdf

是非、参考にしてみてください。