「保育園らしくない保育園を」オリエンタルランドの社員とつくる新しいまちの未来
こんにちは!issues運営事務局です。
本日は5月10日(金)に【行政の複業人材活用】テーマで勉強会を開催するに先立ち、行政の民間人材活用事例をご紹介したいと思います。
2018年厚生労働省がモデル就業規則を改定したことや、コロナ禍をきっかけとしたリモートワークの浸透により、副業を解禁する企業や副業を検討している個人が増加しています。この「副業」の波は民間企業だけでなく自治体にも広がりつつあります。
この記事では「複業for Public」という複業したい人と自治体をマッチングするサービスを展開している株式会社Another worksが過去に手掛けた事例についてご紹介させて頂きます。
最後までお読みいただくと官民連携について、民間人材の活用についてのメリットがお分かりになることとと思います!
株式会社Another worksについて
「挑戦する全ての人の機会を最大化する」をビジョンに掲げるスタートアップ企業。2019年9月に総合型の複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」をリリース。会社のミッションである「複業の社会実装を実現する」ために自治体・法人企業・教育機関など業種業界問わずあらゆるドメインで複業人材の登用を後押ししている。「複業」という言葉にAnother works社のこだわりがあり、「本業」と「サブ」という位置づけではなく、「パラレルワーク」「サブワークではなく複数の目的を持つ」という意味合いで「複業」と呼んでいる。
鳥取県の自治体で初の連携協定を締結
2023年1月30日、鳥取県江府町(町長:白石祐治)と連携協定を締結、行政へ複業人材を登用する実証実験を開始。募集職種は「まちづくりプランナー」。
まちづくりプランナーは、「保育園らしくない保育園」をコンセプトに掲げる「保育機能を備えた全世代向け地域交流施設」を軸に、ビジョン・コンセプト設定からコミュニティデザインに至るまでまちの未来をともに考えてくださる複業人材を募集しました。
鳥取県江府町とは
鳥取県江府町は、中国地方最高峰「大山(だいせん)」の麓、南側に位置する、全国で最も人口の少ない鳥取県の中にあって、人口約2,600人の最も人口の少ない市町村です。町名は、「河川が交流し府(中心)をなす」の意味をもち、その名のとおり「水」が豊富な資源で、天然水の採水地になっており、町の最も誇れる資源の一つです。豊富な水と「大山」がつくった良質な土壌を活かした農業の営みと鍵掛峠や木谷沢渓流など四季折々の農村景観の癒しを求めて来訪される方が多い町です。
人口が減少する中で、「3000人の楽しい町」をキャッチフレーズに、町が誇る資源を次世代につなぎ、住み続けることのできる町づくりを創っていくため、SDGsの達成を原動力として官民連携を推進し、新たなチャレンジに積極的に取り組んでいます。人口が少ないからこそ一人一人の顔が見え、人と人のつながりの強さを活かした施策を展開しています。
「保育園らしくない保育園を。」オリエンタルランドの社員とつくる新しいまちの未来【鳥取県江府町】
「次世代も住み続けたいと思えるまちづくり」を実現するために町長直下に複業人材を採用し、まちの新たな住民同士の交流の場となる保育園のコンセプト設計から携わります。
実際に公募を経て採用されたのは、株式会社オリエンタルランドに務め、東京ディズニーランドの創生期を支え、東京ディズニーシーのコンセプトから事業計画の策定に携わったプロ人材。まちの新しい居場所であり、まちのシンボルとなる保育園を「保育園らしくない保育園」というコンセプトのもと、コンセプト策定から事業計画にわたるまで住民の方の声をひとつづつ丁寧に耳を傾けながら策定したのが本プロジェクトの一番の魅力です。
半年間のプロジェクト後も継続的に複業人材がまちに関わり、ひとりの関係人口として、まちを愛する地域住民とともに事業推進に携わっているとのことです。
いかがでしたでしょうか。Another worksの「複業クラウドfor Public」は120自治体が導入しているということでこのような事例がもっと沢山あるようです。
勉強会のお知らせ
他にも事例を知りたい・どんな連携が出来るか興味があるという方は是非、5月10日(金)の勉強会にご参加下さい。今回はオフライン&オンライン同時開催です!オフライン参加ご希望の方はお席に限りがございますので是非、お早めにお申込下さい。
また、当日参加したいけど都合が合わない方にもアーカイブ配信をご用意する予定です。資料・動画希望の方も下記のお申込フォームよりご連絡下さい。
沢山のお申込み、お待ちしております!