学区制を廃止することで地域留学生の誘致に成功~島根県海士町の事例~
こんにちは!issues(イシューズ)高橋です。
皆さんは島根県海士町(あまちょう)をご存知ですか?実は私、島根県出身なのですが恥ずかしながら存じ上げませんでした…😓実は海士町は「まちづくり」の先進地域として有名なようです。この度気になる施策を見つけたので調べてみたいと思います。
島根県隠岐郡海士町とは
日本海の島根半島沖合約60Kmに浮かぶ隠岐諸島の中の一つ、中ノ島を「海士町」といい1島1町の小さな島で人口約2,300人。外海に面する上方は地形が急峻で平地が少なく、海岸線が入り組んでおり良港に恵まれていて、内海に面する海士方は平地が多く穀物地帯となっているようです。
海にも山にも恵まれ郷土の恵みを全身に感じられる町ですね!島外との交流も盛んな海士町は全国からの移住者も多数いるようですよ。
https://satodukuri.pref.shimane.lg.jp/info/area/poplation?sbaAreaCode=525525001
「ないものはない」
「なくてもよい」「大事なことはすべてここにある」の2つの意味を込めた「ないものはない」というスローガンを打ち出し、一貫した施策を行っているようです。
特に隠岐島前高校が学区制を廃止して全国から入学生徒を募集する地域留学(通称「島留学」)では、東京や海外から地域体験の希望者が町を訪れています。
全校生徒約100人という手厚い指導が可能な規模を活かし少人数指導を行う一方、著名講師を招いた特別プログラムや海外研修なども行っているようです。
自然豊かな海や山に囲まれ、都会では味わえない貴重な体験や面白い活動が出来るのは子を持つ親としては非常に興味があります!
親元を離れて暮らすので島留学制度という寮費・食費や里帰りの交通費等の補助が出る制度もあるようですよ😮✨
大人の島留学プロジェクトも
実は高校生向けだけではなく20~29歳の若年層を対象とした「大人の島留学」という就労型お試し移住制度もあるようです!
創立の背景は「隠岐島前へUターンしたいと考えているが暮らしや仕事の情報がネット上では見えづらく、移住や定住のイメージがつかない」というような声が多く上がったことだったそうです。
せっかく高校3年間を海士町で過ごしても就職で島外や県外に行ってしまうのは勿体ないですもんね。若者が定住し活気があふれることで人口減少を食い止め、地方創生の鍵になると思いますので大人向けの島留学はとても良い制度だと感じます。
https://otona-shimaryugaku.jp/
私も地元で生活していた学生時代には気づかなかった地元の良さが今なら身に染みて分かります。子育てをするにも自然に囲まれ、親だけではない周囲の大人の目がある状態は防犯にも子どもの情操教育にも良いと感じています。
地方創生に大事なことは先進事例を真似ることより地元の魅力は何か?を再発見・再定義し、有効的に活用することからなのかもしれません。
海士町の他にも先進事例はたくさんあると思うので、随時ブログで取り上げていきたいと思います!