釜石市の防災対策について調べてみた
こんにちは!issues(イシューズ)高橋です。
まずは1月1日に発生した能登半島地震において被害に遭われた住民の皆さんに1日でも早く平穏な日常が戻ってくることを心より祈念いたします。
新しい年となり誰もが平穏と多幸を願う中、地震・津波・飛行機事故とただならぬ雰囲気が漂っておりますね…。
そんな中で高まるのが防犯意識。私も防災グッズや非常食は準備してありますが、家族5人分改めて見直しを行わないといけないなと感じています。そこで自治体の防犯対策について調べ、記事にしていこうと思います。
岩手県釜石市について
釜石市は岩手県の沿岸部に位置する都市です。人口は約3.3万人。三陸海岸に面しており、津波や洪水などの自然災害のリスクが高い地域です。2011年3月11日には三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、釜石市は震度6弱を観測しました。地震だけでなく津波被害も甚大で釜石市釜石漁港で8.4mだったようです。
そんな釜石市は様々な防災対策を実施しているようです。
- ハザードマップの整備
釜石市では津波や洪水、土砂災害などの災害の危険個所を示すハザードマップを作成しています。こちらは市のホームページや役場などで公開されており、誰でも閲覧可能です。
- 防災教育の推進
市民一人ひとりが防災意識を高め、災害に備えられるように防災教育に力を入れているようです。小学校や中学校では防災に関する授業や訓練を実施しており、市民向けの防災講座なども開催しています。中でも津波防災教育の基本となっている“津波てんでんこ”という精神があるようです。これは「津波が来たらいち早くそれぞれの判断で別々に高台へ逃げろ」という古くからの言い伝えのようです。子どもたちはこの精神を学び「自分の命は自分で守らないといけない」と認識しているようです。
また「防災士」という特定非営利活動法人 日本防災士機構の認定資格を取得できる防災士養成研修講座の開催・実施も行っています。
- 避難体制の整備
災害発生時に迅速に避難できるように、避難所や避難経路の整備を行っているとのこと。また自主防災組織の育成にも力を入れており、住民同士が協力して避難や救済活動を行う体制を整えています。
その他、釜石市地域の防災計画に関して市のホームページに詳細に記載があるので是非、ご確認下さい!
https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2018032800039/
釜石の奇跡
最後に、「釜石の奇跡」と呼ばれているエピソードを取り上げたいと思います。勿論、ご存知の方も多いことでしょう。
鵜住居小学校と釜石東中学校にいた児童・生徒約570人は全員無事に避難することができました。周辺地域は津波で壊滅状態、何人もの方が亡くなった中、全員無事に避難できたことが釜石の奇跡と呼ばれています。
子どもたちの判断が正しく日頃からの防災教育・避難訓練が実を結んだ結果です。
これは総務省消防庁のホームページにも記載されています。詳細を是非確認下さい。
その他参考の資料はコチラ
https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2023110700019/file_contents/231101web_2.pdf