防災に関わるマニフェスト大賞受賞政策についてまとめてみた

こんにちは!issuesの佐々木です。
今回は、マニフェスト大賞の中でも、防災対策に関わるものを二つ紹介させていただければと思います。防災対策に関する政策を検討する際のお役立ちだできれば嬉しく思います。

 

「かたらんね!地域防災」事務局

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「かたらんね!地域防災」事務局は、熊本県熊本市にある、テレビ熊本(TKU)が運営する地域防災に関する情報発信・啓発を行う組織です。

事務局は、2016年の熊本地震を契機に、TKUと熊本県、熊本市の3者で設置されました。事務局の名称は、TKUの人気番組「英太郎のかたらんね」に由来しています。

事務局の活動内容は、大きく分けて以下の3つです。

  1. 地域防災に関する情報発信

事務局は、ホームページやSNS、テレビ番組、イベントなどを通じて、地域防災に関する情報を発信しています。情報発信の内容は、防災知識や対策、訓練など多岐にわたります。

  1. 地域防災に関する啓発

事務局は、講演会やワークショップなどを通じて、地域防災に関する啓発を行っています。啓発の対象は、子どもから高齢者まで幅広く、地域防災の重要性や具体的な対策について学ぶことができます。

  1. 地域防災に関する協働

事務局は、地域防災に関する活動を行う団体や企業などと連携し、地域防災の推進に取り組んでいます。連携の対象は、自治体や学校、民間企業などさまざまです。

事務局の活動は、熊本県内の地域防災の向上に大きく貢献しています。今後も、地域防災に関する情報発信・啓発・協働を継続し、熊本県がより安全で安心な地域となるよう、取り組んでいく予定です。

 

東北まちづくりオフサイトミーティング

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東北まちづくりオフサイトミーティング(東北OM)は、東北管内でまちづくりや地域活性化に資する“人財”育成を目指し活動を行っている広域的なネットワークです。

2009年6月に、山形市の若手行政職員を中心に発足しました。当初は自治体職員を中心とする30名程度の規模でしたが、現在は参加者の延べ人数が2000人を超える民官の領域を超えた広域的なネットワークとなっています。

東北OMの活動は大きく分けて2つに分類されます。

1つは、定期的な勉強会の開催です。これまでに、仙台市を中心に、山形市や酒田市、栗原市などを会場として、講演会やワークショップなどを開催してきました。講演会の講師には、地域活性化の伝道師として有名な木村俊昭氏や、斬新な政策で全国的にも有名な佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長など、実に多彩な顔触れを招聘し、毎回、いろいろなテーマで学びの場を提供しています。

もう1つは、ITツールを活用した情報交換及び情報発信です。メーリングリストを用いた会員相互の情報交換は1カ月平均で投稿件数が100件を超えるほどになっています。またホームページやSNS、ニューズレターなどを用いた情報発信も積極的に行っています。

 

実際に調べてみると、東北大震災以降積極的に防災に関わる対策が実施されていましたが、現在まで積極的に続いている対策が意外と少ない印象がありました。特にネットを活用した告知の更新が止まっているものをよく目にします。様々な対策を検討していく中で継続可能なのかも考慮が必要ですね。