「住民が政策決定に関わるためのツール」三宅議員が語る、議員の役割とissuesの存在意義|狛江市議・三宅まことさんインタビュー

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issues(イシューズ)は、政治家と住民を「地域のお困りごと」でつなぎ、1対1のメッセージのやり取りができる政策実現プラットフォームです。

インターネットを使い住民の声を集めるサービスではありますが、ネット上の繋がりを超えて住民と議員の間でより深い議論ができるようにと、現在多くのご利用議員の方に【意見交換会】のご実施をサポートさせていただいております。

その中で、いち早く【意見交換会】をご実施いただき、そこで得られた住民の意見を一般質問でも取り上げてくださった、狛江市議会議員の三宅まことさんにインタビューをさせていただきました。

現在issuesのご利用をご検討中の方もご利用中の方も、ぜひご一読ください!

 

お話を伺った議員

IMG_330 (2)-1三宅 まことさん

狛江市議会議員

1964年生まれ 無所属 選挙区:東京都 狛江市

三宅まことさんのご紹介ページ

 

 

「広くあまねく市民の声を吸い上げ、行政に反映させる」のが議員の役目。ならばissues(イシューズ)を使うべき

ー まずは、issuesの利用しようと思ったポイントを教えていただけますか。

僕は早稲田大学のローカルマニュフェスト研究会という、会派など関係なく議会改革について考えるグループに所属しているのですが、その事務局長の方に狛江市に来てもらったことがありました。

その方が、自治体と地方議員の役割について、こんな風に話されていました。

自治体というのは「最小費用で最大効率を上げる」のが仕事であり、全体の8割の人が賛成し、2割の人が反対していても、ある程度事業を推進・執行しなければならない。それが効率というか、正しいあり方だと思います。

逆に、地方議員っていうのは、「広くあまねく市民の声を吸い上げて、それを行政に反映させる」のが仕事だと。

人によっては主義主張、考え方、世代、価値観など多種多様なので、すべての人を納得させるという事はできない。でも、反対側の人々の意見にもしっかりと耳を傾け、いかに納得していただくかということだそうです。

それをやろうとしたら、「issuesを使うべきだろう」と思ったのです。

ー 嬉しいです。まさにそれが、issuesが提供したいと考えている価値です。

今回、専用トピックというサービスを利用して「狛江市の多摩川に市民参加のドッグランを作ってほしい」というトピックを立て、狛江市の住民に意見をもらったときも、例えば80人いたら10人ぐらいが反対していますよね。

ただこちらが、「ドッグランを作ります」と政策に掲げても、そこにどのくらい反対をしている人たちがいるか、どんな意見をもっているかということも、自分が政策を進める上で考慮しないといけないし、行政にも伝えていくのが、議員の役割だと考えています。

その可視化ができるのがissuesなので、議員にとって使い勝手がよいツールなのではないかと思っています。

※ issuesの詳細のご説明を聞きたい方は、ぜひこちらのリンクより無料相談をご予約ください

意見をもらい、それを反映し、政策実現するまでの過程を住民へ示すことが重要だった

ー 今回、【意見交換会】を実施してくださった理由を教えていただけますか。

issuesさんがおすすめしてくださって、「それはいいな!」と思ったからです。

私は選挙の時期にissuesの専用トピックを始めて、多くの狛江市住民の方と繋がりを持てました。

せっかく意見をくださった方々なので、選挙が終わったあとでもコミュニケーションを取れたらと思っていたところ、issuesさんに【意見交換会】の実施をおすすめしてもらい、その通りにやってみたという感じです。

住民の方からも「【意見交換会】を希望する」という表明を複数いただいていましたし、そのトピックに対して僕に意見を言いたい方がいるのなら、民意として吸い上げ、行政に届けるべきだと思って、やってみたいなと。

よく、「市民◯◯◯人にアンケートを取りました」みたいなデータがあるじゃないですか。

それは、定量的な結果は出せるかもしれませんが、定性的な部分で、その人たちが心の中で何を思っていたかという部分を吸い上げるのは難しいと思っています。

でも、【意見交換会】でリアルに住民が発言している様子は、ある程度、客観性があるものになるのではと思いました。

ー 参加された方は、これまで全く繋がりのない方が多かったですよね。

今回のオンラインでの【意見交換会】では5名参加してくださって、その後に実施したオフラインの会でも4名の方にお会いできました。

ご参加してくださった方は、今まで全く繋がりのない方がほとんどで、それは僕が望んでいた成果でした。

欲を言えばもっと親しくなりたいなとは思いましたが、オンラインで僕に言いたいことを言っていただき、それでバイバイ、というのは健全で良いことだと思います。

古今東西、どの議員も、有権者に応援してもらいたいという下心があるじゃないですか。10人に声をかけたら3人くらいはその可能性があって、1人くらいが投票してくれたら……という計算を、直感的にしています。僕もそうだと思います。

そういう意味では、分母が増えれば、可能性は増えたなと自分には言い聞かせていますね。

ー 流れも非常にスムーズでしたよね!その後にある議会でどう発言するかなども示していただいて。

あのスライドは、一般質問用に作っておいたのですよ。【意見交換会】のあとにある議会でも使うために、並行して準備を進めていました。

すごく意識したのは、参加してくださっている住民の方に対して、「ご褒美」を用意するということでした。

その方々が希望されている「ドッグランを作る」というのがもちろんご褒美になるのですが、そこまでに、皆さんが寄せてくださった声を僕が政策に反映させ、それを議会で皆さんが見える形で提案した、という事を見ていただくまでがご褒美だと考えていました。

自分たちの声を受け取って、議員がちゃんと動いてくれたのだ、と思ってもらえるようにしたかったのです。

issuesで要望をもらい、さらに【意見交換会】でより深い意見をもらい、その意見を踏まえた答弁を一般質問でしている、という一連の流れを、議会の録画動画で見てもらうというところまでが、今回の【意見交換会】のポイントにしていたのですよね。

結果的に、皆さんの声が後押しとなって、議会でもある程度の回答を引き出すことができました。

アプローチとしてはそこで終わりなのかもしれませんが、更に要望を集めるため、今後はドッグランを作りたい人が集まって意見を言えるようなサイトを、独自でつくろうと思っています。

サイトができたら、またissuesを使って告知をしていきたいなと考えています。

「議員は道具」。住民が議員をうまく使って政策決定に参加できるよう、issuesが寄与してほしい

先日、現行の都市計画変更に関する行政契約に関して問題意識を持っているある住民の方が、僕にメールをくださいました。

その方は、僕が住んでいる地域にお住まいの住民の方だったので僕に連絡をくれたようなのですが、他の議員にも同様に連絡をしてくださっていたみたいで。

そして昨日、「都市計画審議会」という、学識者の方も含めて事業計画に関して話し合う場があったのですが、そこにはその住民の方が声をかけていた議員が複数参加していて、しかもその傍聴者としてその住民の方も参加されていたのです。

議員は、その方が見ているという状況なので、いただいた意見を反映しようと発言し、審議会としても議員にこれだけ言われたということで、改善せざるを得ないという方向に進んでいきました。

その住民の方は、とても頭が良かったのです。議員を使いこなしたということになるのですから。

住民の皆さんには、こうやって自分自身が政策決定に関わっていくことができる、ということ知っていただきたいですね。
議員は、住民が民主主義に参加するための道具ですから。

issuesさんとしても、その点をもっとアピールしていってほしいです。

ー 「issuesを使って議員を使いこなして!」ということですね。

そういうことです。

行政と住民と議会っていうのは、グーチョキパーの関係なのですよね。議会は、行政より強い。でも議会は、議員たちによって構成されているから、選挙権のある住民より弱い。

そこに住民が気がついて、issuesをうまく使うことができれば、住民が行政に働きかけるツールとして機能しますよね。

どこの自治体にも「市長への手紙」という目安箱のようなものがあって、市長に意見を直接届けることができる仕組みなのですが、issuesはその議員版のような形で使ってもらいたいなと思います。

 


 

issuesは【意見交換会】など様々な方法で、議員活動をサポートさせていただいております。

三宅議員がご実施された【意見交換会】は、issuesでサポートさせていただいているメニューの一つです。

issuesは、議員の皆様の状況に合わせて、議員活動の伴走をさせていただいております。

ぜひ、現在感じら得ている課題をお伺いしながら、弊社がどんなお手伝いができるのかをご紹介させていただければと思います。

少しでもissuesに興味をもっていただけましたら、ぜひ以下のボタンより無料相談のご予約をお願いいたします。

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