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住みたい田舎No.1!豊後高田市の驚くべき子育て支援策とは?

こんにちは!issues(イシューズ)高橋です。今日は大分県豊後高田市の子育て政策についてみていきたいと思います。

大分県豊後高田市ってどんなところ?

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大分県の北東部、国東半島の西側にある豊後高田市。人口は約2.3万人。海・山・里の要素と豊かな自然の幸や温泉など豊富な観光資源を持っている町です。また六郷満山文化ゆかりの史跡をはじめ、「鬼が仏になった里『くにさき』」が日本遺産認定されたり、天念寺耶馬及び無動寺耶馬・中山仙境が国の名勝指定を受けたりと景観にも優れています。

そんな豊後高田市は「住みたい田舎No.1」と言われており、11年連続ベスト3に入っているようですよ!😮😲これは全国初の快挙だそうです。今回はその秘密を探りたいと思います!

市を挙げて「全国トップレベルの子育て支援」を本気で目指している

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豊後高田市では現在、

  • 高校生までの医療費無料
  • 0歳~中学生までの給食費無料
  • 市内保育園の保育料の完全無料
  • 市内公立幼稚園の授業料の完全無料
  • 子育て応援誕生祝い金で最大200万円を支給
  • 妊産婦の医療費無料
  • 高田高校授業料の完全無料 (令和5年10月1日~)

など、幅広い施策を行っているようです。中でも以前別の記事でも取り上げた子育て応援誕生祝い金は最大200万円支給!(第5子以降、子どもが6歳になるまでに受け取れる総額)や高校生までの医療費無料など、妊娠~高校生まで切れ目なく子育てが出来る支援を行っているようです。

また、保育園保育料と幼稚園授業料は子どもの年齢や世帯所得に関係なく全て無料。(市外の保育園・認定こども園に通う子どもも無料)

所得制限がある自治体が目立つ中、太っ腹な政策ですね。子育て世帯としてこれは非常に助かります…😌

その他にも屋内公園のような無料で利用できる子育て支援拠点を4箇所整備していたり、保育園・幼稚園・小中学校・高校の全クラスに冷暖房も完備されているようですよ!

公立学校のエアコン設置率は全国で95.7%、高等学校は94.1%のようですがそれと比較しても高い水準ですね!

https://www.mext.go.jp/content/20220928-mxt_sisetujo-000025208_01.pdf

豊後高田市の子どもの人口は?

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住民基本台帳の人口推移を見てみると、人口自体は右肩下がりですが令和2年度と令和3年度を比較すると、年少人口(15歳未満)が46人増と増加しているようです。

また令和3年度の出生数は166人となり過去10年間で最も多い数値だったとか。

子育てしやすい環境だと認識されれば結婚して子どもを産もうと思う人は増えると思いますし、子育てには何かとお金がかかるので手厚い補助があれば子どもをもう一人産もう、と考える家庭もあると思います。

子育て世帯の評価が出生数の増加にも表れているのではないでしょうか。

一方、出生数が増えることで市内の保育園はいっぱいの状況が続いており、保育士不足が課題になっていることも分かりました。市としては保育士の就職支援金や宿舎借り上げなどの対策を行い、保育士確保と労働環境向上にも力を入れているようです。

地方は過疎化・少子高齢化が進行しており各自治体ともに取り組む優先度の高い課題ですが子育て施策を手厚くすることで移住者が増加したり、1世帯における子どもの出生率が向上すれば人口減少に歯止めが掛けられるかもしれません。

今後も動向をウォッチしていきたいと思います😌

参考資料はコチラ

https://www.city.bungotakada.oita.jp/uploaded/attachment/4519.pdf

https://www.city.bungotakada.oita.jp/uploaded/attachment/7745.pdf